Home > よくある質問 > ヤマハとカワイどちらが良いですか?

良くある質問(ピアノにまつわる質問集)一覧


ヤマハとカワイどちらが良いですか?

「ヤマハとカワイどっちのピアノがいいの?」と時々質問されます。
答えはどっちも良いです。
これは好みの問題ですので、どちらが「良い悪い」という話ではないのですね...
日本が世界に誇る2大メーカーですので、あとはお使いになる方の好みにフィットするかどうか。

ヤマハは明るい音色で軽快なタッチ

ヤマハピアノ

ヤマハピアノは全般に元気が良い明るめの音色がします。
タッチは軽めでとても弾きやすいピアノが多いです。
というかでした...

製番500万番台の後半くらいから、音色はかつての明るさが薄れ、グランドに関してはタッチは重めの傾向が現在まで続きます。
製番620万番台くらいになると音色はまた少し明るさを取り戻してきますが、引き続きグランドピアノのタッチは重めです。
現行の新品が黄金期の音色と同じかというと当時の音とは違うので、新旧弾き比べてみることをオススメします。
一口に「ヤマハ」と言っても製造時期によってずいぶんと違った個性を持つので、十分に試弾する必要があります。

高い精度のピアノ造りは今日まで変わらず、安定感のあるメーカーです。
とくにアクションの設計やクオリティーは類を見ないほど素晴らしい。
「ピアノの善し悪しが分からない」「ピアノの良い音色って何?」「タッチって何?」という方々にとっての最初の1台としては間違いのない選択です。
初めてのピアノ選びで絶対に失敗したくないという方に、ヤマハはイチオシです。

中古のヤマハピアノ
中古のヤマハを検討なさる方もいることでしょう。
それはとても良い選択です。
日本が元気だった時代、昭和30年代から50年代のヤマハピアノは現行の新品よりも良い音・良いタッチのものが非常に多いです。
アップライトでいえば、現在新品でラインナップされている50万円前後(実際はオープンプライス)のピアノを弾く機会も多いのですが、正直なところお世辞にも良い音色には聴こえないのです...
現行の新品ラインナップのアップライトの場合、100万円前後から上のモデルでようやく少しピアノらしい音に聴こえます。
しかし中古のヤマハなら、新品のエントリークラスの予算で良い音色のピアノを所有することができます。

もちろん中古なら全てOKということではありません。
きちんと直すべきところを修理・調整してなければ、中古ピアノもただ古いだけの調子の悪いピアノです。
出来ることなら安売り販売店は避けて、きちんとした修理技術を持っている工房やピアノ屋さんに足を運びましょう。
もちろん新品の上位機種が予算的に問題ない方ならば、新品はもちろん悪い選択ではないです。
新品を全て否定しているわけではありません。

ヤマハはフレンジコードとブライドルチップをチェック

昭和のヤマハアップライトピアノには決まって修理しなければならない部分というのがあります。
バットフレンジコードの劣化
一つはバットフレンジコード(バットスプリングコード)という部品です。
バットスプリングというバネを引っ掛けるための部品です。

グランドピアノのハンマーは上下の運動なので、上に上がったハンマーは重力で自然と下に戻ろうとします。
上下の運動をするグランドのハンマーですが、アップライトでは弦を垂直に張り、それを打つハンマーは横方向の運動になってしまったので、弦の方に向かったハンマーは元の位置に戻る助けが必要になりました。
そこで付いているのがバットスプリングというバネで、このバネとバットフレンジを橋渡しする役目をしているのがバットフレンジコードです。

このコードは最初は白。そこから時間の経過とともに「生成り → 薄茶 → 茶色 → 焦げ茶色」と変色していき最期は切れてしまいます。
バットフレンジコードが切れてしまうとスプリングが効かない状態になるのでバランスウエイトが10g程度軽くなってしまいます。
裏を返せばアップライトピアノのバランスウエイトの約10g分をバットスプリングが担っているということです。

コードが切れたまま弾いていると、バットスプリングの前面にあるダンパーと干渉してしまいスプリングが折れ曲がってしまいます。
運よくバットスプリングがダンパーとダンパーの間に来ても、ダンパーと擦れて雑音を出すこともあります。
中古のヤマハアップライトを購入の際はバットフレンジコードが交換済であるかどうかを確認するようにしましょう。
因みにバットフレンジコードが切れてしまう製造番号は70万番台前後から400万番台前半のピアノです。
もっと古い時期に造られた製造番号が70万番台前後以前のフレンジコードは切れません。

バットフレンジコード切れを起こす年式のピアノは、もう一箇所劣化する部品があります。
ヤマハのブライドルチップ
ブライドルチップと呼ばれる部品です。
ブライドルテープの先端の赤いベロがその部品です。
本来は本革なのですが、ピアノ需要の全盛期に入ると合皮のブライドルチップが採用されました。
ヤマハの合皮ブライドルチップは年数が経つとパリパリとひび割れ崩れてしまいます。
そのためブライドルチップを交換することになります。
が、ブライドルチップの交換を必要とするピアノたちは、年月が経っているため白いブライドルテープが薄汚れていることが多いです。
そのため「ブライドルテープ + ブライドルチップ」のアッセンブルで丸ごと交換されることが多いです。(見た目を綺麗にする目的で)
テープに損傷がなければ、本来はチップ部分のみの交換でも機能的には問題ありません。(まぁ綺麗な方がいいですよね)

以上2点「バットフレンジコード」「ブライドルチップ」は、特定の製造時期のヤマハのアップライト(といってもかなり長い期間に製造されたものが該当します)を選ぶ際にはチェックが必要です。
「バットフレンジコード」と「ブライドルチップ」の修理はさほど手のかかる修理ではないので、多くの場合修理されてから販売されていますが念には念をですね。

尚、これらの部品はアップライトピアノだけに付いている部品です。
グランドピアノにはそもそも付いてないので、グランドをお探しの方は気にする必要はありません。

カワイは落ち着いた音色でタッチは重め

カワイピアノ

カワイはどちらかというと落ちついた音色でタッチは重め傾向です。
合う人にはピタッとハマるのですが、重たい鍵盤が苦手な方は十分に試弾して慎重に判断したほうがいいでしょう。
もしカワイや高年式のヤマハピアノで、弾きにくいと感じている場合はタッチウエイトマネジメントでお悩みが解消されるかもしれません。
お困りの方はご相談ください。

カワイピアノのアクションはプラスチック
またカワイは早くからアクションの大半にプラスチックを使っています。
木製アクションにこだわりがある人には違和感があることでしょう。
後述しますがカワイのプラスチックアクションは、「スティック」といってアクションの回転部分の動きが悪くなる症状が起きやすいです。
スティックは除湿機などでお部屋の湿度がある程度管理できる方ならあまり心配はありません。
逆にピアノ購入後に除湿機とエアコンを併用するなどして湿度管理をすることが出来ない人がカワイを選ぶと、条件によってはスティックに悩まされる事になる可能性もあります。

カワイは人工皮革とスティックの確認を

カワイピアノにも気をつけたいポイントがあります。
カワイの人工皮革は劣化が早い
カワイのアップライトピアノのバットスキンとキャッチャースキン。
人工皮革のスキンなのですが、これがお世辞にも良質とは言い難い代物です。
ピアノを使いはじめてまもなくボロボロになってしまいます。
バットスキンがボロボロに崩れていると、ジャックの抜けや戻りにかなり影響しますのでタッチが悪くなります。
キャッチャースキンがボロボロの状態では、しっかりバックチェッキングすることが出来ずにハンマーがリバウンドしやすくなります。
カワイのアップライトピアノでのチェックポイントは、バットスキンとキャッチャースキンが質の良い本革に交換されているか、質の良い人工皮革のスキンに交換済みかどうかということです。
意外とボロボロのスキンのまま販売されていて、そのまま購入してしまっている方も見かけます。
是非この点に気をつけてください。

カワイはエントリークラスのグランドピアノ(分かりやすく言えばカタログ上の安いピアノ)のローラースキンにもこの手の質の悪いスキンが使われているモデルが存在します。
カワイの中古グランドをお探しの方はローラースキンの状態を確認させてもらいましょう。
エントリークラス以外のグランドではこのタイプのローラーは見かけないのであまり心配入りません。

早い時期からアクションにプラスチックを採用しているカワイピアノ。
スティックが問題のプラスチックアクション
弱点がもう一つあります。
フレンジと呼ばれるアクションの関節部分の動きが悪くなる症状です。(この症状をスティックと言います)
回転部分の軸(センターピン)を取り巻く「ブッシングクロス」、そのブッシングクロスの周りをプラスチックで囲まれているために湿気を溜め込んで放出出来ないので、木製アクションと比べてスティックを起こしやすいという訳です。
しかし動きが悪くなる原因と揶揄されるプラスチックアクションですが、個人的にはスティックの原因はプラスチック製である事だけではないです。

カワイもプラスチックアクションがスティックを起こすことを嫌ってか、ブッシングクロスにシリコンが染み込ませてあります。
このシリコンが時間の経過とともにギシギシとした抵抗を作っているのです。
そのためセンターピンのみを交換しても理想的な動きにはなりにくい。
可能ならばフレンジのブッシングクロスを交換するか、フレンジごと木製フレンジに交換してあれば安心です。
しかしこれはなかなかの手間と費用がかかりますので、そこまで手を入れて販売されているピアノは稀だと思います。

フレンジがスティックを起こしているか否かを顧客が判断出来るのかもこれまた難しい問題です。
唯一アップライトの場合で、ハンマーバットフレンジのスティックだけは顧客サイドでも目視でチェックできます。
屋根を開けてソフトペダルを踏みます(左のペダル)。
88個のハンマーはいっせいに前へ前進します。
そこからゆっくりと踏んでいたソフトペダルを戻していきます。
バットフレンジのスティック確認方法
もしハンマーバットフレンジがスティックしていれば、そのハンマーだけ元の位置に戻らないかスローモーションで遅れて戻ります。
重度のスティックはこれで確認出来ます。
しかし軽度のスティックはこの方法では判断できません。
軽度のスティックを確認するには、センターレールからフレンジを一個ずつ取り外して確認するしかありませんので顧客サイドでチェックするのは難しいです。
フレンジはアップライトとグランド、どちらにもある部品です。
やはりヤマハの中古ピアノ選びと同様に安売り店は避けて、技術的に信用のおける工房やピアノ店で選ぶのが必須となります。

その他、同じメーカーのピアノでも機種・年式によっても違いがありますので一概には言えません。
楽器の場合、その楽器の善し悪しを決めるのは使う人自身ですから、購入の際は必ず試弾してみて、タッチや音色が自分に合っているか吟味してください。
他人が良いというピアノや、インターネットのどこかのサイトでこのピアノが良いと言っていたとしても、それが自分にとって良いピアノとは限らないのです。
しっかり選んだつもりだったけど購入後に気になる部分が出てくるというのはよくある事です。
タッチや音色はある程度調整が可能ですので、もう少しこうだったらという希望があれば、調律師さんに調整・整音(整調※1、整音※2)の相談をしてみてください。

アップライトかグランドか

ヤマハグランドピアノ
ヤマハにするか、それともカワイにするかというのも悩ましい問題ですが、「アップライトピアノにするかグランドピアノにするか問題」というのもありますね。
どちらも「ピアノ」とざっくり呼ばれているのですが、アップライトとグランドは別の楽器と言って差し支えないくらい構造が違うんですね。

音大のピアノ科へ入ることやコンクールで入賞することを目指すような方々にはやはりグランドピアノが必須なのだと思います。
アクションにレペティションレバーが搭載されているグランドピアノでは、下ろした鍵盤を少し戻すと次の打鍵が可能といったアップライトにはない特徴があります
これを必要とする奏法が求められるような演奏をする方にはグランドピアノが必要ですね。
グランドピアノでは、ソフトペダルもアップライトと違って、踏むと鍵盤とアクションが右へシフトして、音量だけでなく音色も変化する効果を得られます。
このような機能が必要な場合は、やはりグランドピアノを選択した方がベストです。

グランドピアノは鍵盤が長く、それにより鍵盤の手前を弾いた時と奥側を弾いた時の差がアップライトに比べ少ないというメリットを挙げる人もいます。
確かに奥行2メーター以上のグランドピアノの場合は、かなり鍵盤も長くなるので優位な部分もあると思います。
しかし奥行150cm、160cmのグランドの鍵盤が、アップライトと比べてそこまで鍵盤が長いかというと、高さ130cmクラスのアップライトと鍵盤の長さはさほど変わりありません。
ですので小型グランドの場合、アップライトに対して鍵盤長の優位性は無いといっていいでしょう。
しかし小型グランドであっても、レペティションレバーやソフトペダルなど、アップライトには無い機能はしっかり付いています。

その一方、長く楽しめる趣味の楽器としてピアノを弾きたい層にとっては、アップライトピアノはとても良い選択です。

グランドピアノの予算でかなり品質の良いアップライトを選ぶことが可能です。
グランドもいいですが、なにしろ弾かない時はただただ場所をとりますからね。
仕事としてピアノを弾く職業にしたって様々で、伴奏がメインであったり作曲活動にピアノを使うなど、超絶技巧の演奏はしないけれど楽器としてのピアノは必要という方々もいます。
趣味の一つとしてピアノの演奏を楽しむ人も多いですよね。
この方々にとっては必ずしもグランドピアノである必要はありません。
その場合にはアップライトピアノの方が場所を取らず、グランドほどは音量も大きくないアップライトの方が耳に優しいといったメリットもあります。
大音量を聴き続けるのは思いの外、耳にストレスとなることがあるのです。
実際に「趣味で弾くピアノ」としてグランドピアノを購入なさった方が、ご自宅に納品されてから「音がうるさくて」と吸音材などを設置するなど音場造りに悪戦苦闘していることも少なくないです。
せっかくグランドピアノを購入しても大屋根を閉めて弾くくらいなら、アップライトで屋根を開けて弾いた方が音が良いこともあります。
音色の良さを楽しみたいという層には、欧州アップライトピアノがその望みを叶えてくれます。

タッチに関しても、きちんと調整がされたアップライトピアノであれば、世間で言われるほど連打性が悪いとも思えません。
実際にアップライトでトリルも不自由なく演奏できて、結構な難曲も弾けてしまいます。
構造的に見ればアップライトよりグランドの方がタッチは重くなりますので、重い鍵盤が苦手な方はアップライトの方が弾きやすいかもしれません。

必然としてグランドピアノを選ぶのではなく、漠然とグランドを買おうと検討していたのであれば、一度欧州メーカーのアップライトピアノを試弾してみると今まで想像しなかった何かが開眼するかもしれませんよ。

ヤマハとカワイ以外のピアノも検討する

タイガーピアノ
国産ピアノはヤマハとカワイしかメーカーが無い訳ではありません。
国産ピアノはヤマハとカワイ以外にも、たくさんのピアノメーカーがありますので比較検討してみると良いかと思います。
中にはヤマハ、カワイよりも格段に良い音を出すピアノメーカーもありますが、あえてここではメーカー名を挙げません。
ここでメーカー名を出してしまうとバイアスがかかってしまうので。
是非ご自身の足でたくさんのピアノ屋さんに行き、いろんなピアノを試弾してみることをオススメします。

一方でピアノ選びが初めてという方だと、ヤマハとカワイ以外のメーカーを選ぶ時にも難しい側面があります。
すごく良い音のする国産ピアノメーカーがある一方で、決して褒められたピアノではないものも残念ながら存在します。
結局は「ピアノの良い音色」を知らないと、良い音の1台を選ぶことは難しいです。
そのための術を身につけるには、とにかく多くのピアノ屋さんに足を運び、たくさんのピアノを弾いて、よく音を聴き、耳を育てていくしかありません。
コンサートやライブへ足繁く通い、生ピアノの音を聴く経験も「ピアノ耳」を育てるのに役立ちます。
YouTubeの動画でピアノの音を聴いていたところで、生ピアノの音の良さを理解する助けにはなりません。
ピアノの鳴りはとても複雑で、実際に実機を前に聴かないと良さを感じることは難しいのです。

同じメーカーのピアノでも新品か中古かという悩ましい問題が。
現行の新品で50万円のアップライトなら、昭和40年代の中古で50万円のアップライトの方が確実に音は良いです。
ピアノの音色の9割以上は響板によるものとも言われます。
昭和のスタンダードなクラスのアップライトですら今の新品ピアノより良い音が出るのは、響板の質が違うところが大きいです。
現在では「新品の国産アップライトなら100万円以上から」「中古の国産アップライトは50万円以上から」、ようやくピアノらしい音のする楽器を手にすることが出来る、そんな時代になってしまいました...

ペトロフピアノ

海外のメーカーのものには個性的なピアノが大変多くありますので、予算が許すならば選択肢の一つとなるかと思います。
スタインウェイやベーゼンドルファー、ベヒシュタインといった高額なピアノでなくとも、ペトロフやジョン・ブロードウッド、イルムラー等、個性豊かなピアノが多くあるのも輸入ピアノの魅力ですね。
コーヒーの味に正解が無いのと同じことで、酸味の強いコーヒーが好きな方もいれば苦いのが好きな人もいるようなものです。

海外マイナーメーカーを選ぼうとする時、ドイツ製っぽい名前のついた妙に安い新品ピアノや中古ピアノも販売されています。
多くは版権の切れたブランド名を使って安売り用に韓国や中国などで製造された品質に疑問を感じるピアノです。
ピアノの購入が初めてでよく分からないという方は、とくにドイツ製っぽい名前のついた安価なピアノには手を出さないよう注意してください。

試弾するときはイスに座って弾き、ペダルのチェックも忘れずに

ピアノを試弾する時は椅子に座って弾く
ピアノを選ぶ(購入・試弾)際に少しだけ気をつけて頂きたいことが。
意外と多いのが椅子に座らず立ったまま弾く人、曲を弾かずに適当に単音や和音で音を出して、ピアノのチェックをする人。
椅子に座った状態でないと、ピアノの正確なタッチ感は確認出来ません。
(試しにピアノを立って弾くのと座って弾くのとを比べてみてください)
立ったまま弾くと体重が乗ってしまいタッチウエイトを正確に感じることが出来ません。
立って弾くと重たいタッチのピアノも楽に弾けてしまうのです。

椅子の高さはもちろんですが、前後位置もしっかり自分にあった位置にしておきましょう。
その上で、出来れば自分が一番得意な曲を弾いてみるのが良いです。
単音で音を「ポーン」と出して良い音色だと感じるピアノも、曲を弾いてみると今一つ、まとまりの無い音だったりすることがあります。
逆に単音ではさえない印象のピアノも実際に曲を演奏してみると、思いのほか良い音に感じるピアノもあるものです。
些細なことですが、心掛けてみてください。

ペダルの重さや高さも確認しましょう
ペダルもチェックポイントです。
右のペダル(ダンパーペダル)を踏まずに弾いた時とペダルを踏んで弾いた時とでの鍵盤の重さの差も確認しておきたい点です。
ピアノによってはダンパーペダルを踏まない時と踏んで弾いた時とで鍵盤の重さが大きく違うピアノがあります。
ピアノ店で試弾する時に見逃しがちなので参考まで。

ペダルの高さもメーカーや機種によって違いますので忘れずにチェックして欲しいポイントです。
ペダルの重さも要注意。
やけに重たいペダルもあれば妙に軽いペダルもあります。
自分の好みに合っているかどうか忘れずにチェックしてください。

...と、大人の事情により公の場で語れるのは、差し支えのないこのあたりの事まで...

関連リンク : ピアノを設置する際に気をつけることはありますか?

※1 ピアノ用語集の R : Regulating , Regulation(レギュレーティング、レギュレーション、整調)参照
※2 ピアノ用語集の V : Voicing(ボイシング、整音)参照

The author is Masami Watanabe

ピアノ調律に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

Home > よくある質問 > ヤマハとカワイどちらが良いですか?