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ピアノ調律に関する用語集

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Seasoning(シーズニング)

木材を人工的に乾燥させる手段。湿気と乾燥を繰り返し、出荷後の狂いを少しでも減らすために行う。

Shank(シャンク)

シャンク
ハンマーの下に続いている長く丸い木の杖。弾力性があり尚かつ丈夫でなければなりません。1本のシャンクに汗腺が何本までといった基準があり、材質は樺材。

Silence Unit(消音ピアノユニット)

シャンク
消音ピアノユニットは、消音バー(シャンクストッパー)でハンマーシャンクをおさえ、ハンマーが弦の手前数ミリのところで止まるようにすることで、打弦音(打鍵音ではない)を消すことの出来る装置。これまで通りアコースティックの音も出せるよう切替えが可能。消音時、ヘッドフォンから聴こえる音は、サンプリング音源で(電子ピアノと同様)、強弱、音色の変化等は鍵盤下部の光センサーで読み取る仕組み。サイレントピアノ、ハイブリッドピアノ等呼び方は色々あるが、仕組みは同じ。扱い、寿命は、いわゆる家電製品と同じである。また消音使用時に手前側にくる消音バー(シャンクストッパー)を回避するため、くわえて整調の季節変化を考慮し、構造上レットオフ(ハンマー接近)を広めにする必要があるため、アコースティック使用時の音色やタッチに若干の影響が出る事は否めない。また消音使用時の鍵盤やストッパーの衝撃音は思いのほか大きいので、導入の際は注意が必要。
関連リンク : 消音ピアノユニット

Soundboard(サウンドボード)

サウンドボード
響板(きょうばん)です。ハンマーフェルトと同じくらい音色を左右する重要なパーツです。松(一般的にはスプルース)等を使います。10センチ幅10mm厚の板を張り合わせて一枚の板に仕上がっています。一枚の響板は真平ではなく端からみて中央が10mmばかり迫り出しています。極度な乾燥状態ですと、板が割れてしまったりして大変な事になります...


えぞ松響板
チレーサ響板
関連リンク : Ciresa(チレーザ響板)

Spinet(スピネット)

スピネット1
スピネット2
スピネット3
スピネットピアノは、アップライトの一種で極端に背の低いタイプのピアノで、元々はハープシコードの一種に付けられた名前です。スピネットにはドロップアクションが採用されているものも多い。最近では小型のアップライトをスピネットタイプと称する事もありますが、本来のスピネットは、アクションが鍵盤の位置以下に沈んでセットされているような、超小型のものをスピネットといいます。

スピネットはイタリア語で「とげ」の意味で、弦を鳴らす際に堅いとげを使用していたことから、このような名称になったようです。

非常にコンパクトな構造故、調律(整調、整音、修理)等の作業は若干やりにくい事もあります。

Spoon(スプーン)

スプーン
通常、アップライトピアノのダンパースプーンの事をいう。
※グランドでもスプーンが採用されているものもあり。
ウィペン後端に植えられ、ウィペンが上がることで、ダンパーレバーの下端を押しダンパーを弦から開放。他には、グランドピアノのウィペンのポストや、ダンパーレバーと鍵盤との接続等にも使われます。パッと見はスプーンというより「耳かき」といった形状です。

Stick(スティック)

スティック
↑写真はハンマースティック
鍵盤やアクションのパーツが何かしらの要因で、動作の鈍くなった状態。音が出ない、鍵盤の動きが悪いetc...は、概ねこの状態です。スティックしている箇所により、キースティック、ハンマースティック等といいます。各フレンジにおいては、センターピンとそれを取り巻くブッシングクロスの関係、鍵盤ではバランスホールとブッシングとバランスピン(フロント部も同様)の関係が上手くないとスティックが起きてしまいます。ピアノが極端な湿気を帯びた場合にこのような状態になることが多いです。最近は便利なケミカルがあるので、どうしても時間のない時はこれらのケミカルに頼るのもありですが、本質的な解決にはならない場合もあり(症状が再発したり)スティックの修理に限らず、その他修理もケミカルに頼らず、確実に原因を取り除き修理する事が重要。

Striking length(ストライキング・レングス)

打弦距離。
ハンマーが弦に到達するまでの走行距離で、通常は46mm~48mm程度。

Striking point(ストライキング・ポイント)

打弦点のこと。
弦長に対し、どの部分をハンマーが打つかというポイント。近年では、低音部・中音部で弦長の1/8、高音部に向かうにしたがって分数は小さくなり、最高音部では1/16程度に。

調律の出張に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

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