→お手持ちのピアノの各部データを採集してから、分析・試行した後、調整作業を行いタッチを改良する「タッチウエイトマネジメント」という調整手法もございます。
タッチレール(TouchRail)は、
グランドピアノの重たい鍵盤を手軽に軽くすることが可能なオーダーメイドのタッチ軽量化ツールです。(アメリカ製)
アップライトピアノに比べ重たい鍵盤でお悩みの方が多いグランドピアノ。
そんなグランドピアノの重たい鍵盤のタッチを手軽に軽くすることの出来るグランドピアノ専用ツールです。
こちらはグランドピアノの通常の状態。
バランスピン(支点)の手間、鍵盤上に横に走っているレールが「鍵盤押え」です。
お手持ちのピアノの、この「鍵盤押え」と置き換えでタッチレールを取付け、タッチを軽量化します。
これまで鍵盤の重さを軽くする調整には一般的な方法として、「鉛」の追加による方法が代表的でした。
鉛を用いて鍵盤の重さを調整する場合鍵盤サイドに穴開けをして、鉛を追加します。ピアノによっては、一度不要な鉛を抜いて埋め木をし新たな場所に穴開けをし、鉛を追加する等なかなか大掛かりな作業で時間もかかります。
また、ハンマー交換をした際など
再度、鉛調整をやり直す必要が出た場合も
また鉛の位置の変更をしなければならず
工房にピアノを預かっている際ならまだしも
出張で作業するのは、なかなか大変な作業です。
お客様からのフィードバックで
「重たい鍵盤を軽くしてもらいたいけど
自分のピアノの部品に穴を開けたりするのには抵抗がある」
という方が思いのほか居られました。
穴開けをせずとも
「貼付け式のタッチ調整鉛」を使って
重さを調整する方法もありますが
やはり、後からの微調整が容易とは言いがたいのと
不要な鉛を抜いて位置変更する訳ではない為
ピアノによってはリフトウェイトとの兼ね合いが
難しい場合もあります。
そういった様々な問題を解消するのがタッチレールです。
タッチレールは1鍵ごとに独立したツマミが付いていて
これを回すことで、ダウンウェイトを簡単に調整可能です。
ツマミに連動してコンプレッションスプリングの圧が可変し
鍵盤を軽くする度合いを調整できます。
1鍵ごとのダウンウェイトの調整は
鉛による調整と同じように
分銅を使って個別に計り任意のウェイトになるようツマミを回し調整します。
タッチレールをセットし
すぐにウェイト調整に取り掛かれますので
作業時間は鉛調整の半分以下という
圧倒的に短い時間で済んでしまいます。
タッチレールはこれらのシンプルな部品構成となっており
取付け作業をシンプルにし
調整を容易にすることが可能です。
グランドピアノのオーナーさんで
鍵盤が重くてお困りの方、鍵盤を軽くしたい方、
手や指、腕への負担を減らしたい方、
もう鍵盤の重さに悩む必要はありません。
タッチレールが解決してくれます!
※ほとんどのピアノは加工無しで取付け可能ですが、一部のピアノではfastener postの交換や、鍵盤蓋内側の加工が必要な場合があります。
※タッチレールで軽く出来るのはバランスウエイト(静的重さ)のみです。本当に弾きやすいタッチのピアノにしたいお客様は慣性モーメント(動的重さ)も軽く出来る「タッチウエイトマネジメント」をオススメします。
※TouchRail(タッチレール)は、PitchLock社の特許商品です。
※TouchRail(タッチレール)は、PitchLock社の登録商標です。
→お手持ちのピアノの各部データを採集してから、分析・試行した後、調整作業を行いタッチを改良する「タッチウエイトマネジメント」という調整手法もございます。