イヤーパッドの劣化が早いコルグ消音ユニット付属のヘッドホン
写真をご覧頂いて分かる通り
コルグの消音ピアノユニットに付属する
ヘッドホンは、耳当て部分が
劣化しボロボロになります。
ベースはスポンジで
その上を薄いフィルム状のもので
覆っているのですが
それが日焼け後の皮のように
ボロボロと剥けてしまうのです。
まるで10年使い込んだように見えませんか?
ところが早い人だと1年も経たないうちに
このようにボロボロになってしまいます。
解せないのは
すぐにボロボロになってしまう人もいれば
何年も綺麗な状態のままの方もいるということ。
汗や何かに反応してそうなるのかとも考えましたが
どう見ても汗なんかかきそうもない
年配の女性が使っていたものも
わりとすぐに劣化してしまっていたので
何とも言えません。
コルグのピアノ消音ユニットは
旧テクニクス消音ピアノユニットの引き継ぎですので
この付属のヘッドホンは
テクニクス消音ピアノユニット時代のものと
同じもので、ロゴのみ変更されています。
テクニクス時代を含むと
もう10年以上、この劣化するイヤーパッドの
ヘッドホンが販売され続けています...
何年か前に、何度かメーカーに
フィードバックしたのですが
中の人曰く
「ヘッドホンなんてのは消耗品で、こんなものですよハッハッハw」
といった具合で取り合って頂けませんでした。
コルグの方、何人かに
同様の話をしても、どなたも似たような対応で
製品に対する誠実さみたいなものは感じられませんでした。
終わっとるわ...
ボロボロの耳当てが鬱陶しかったのか
キレイに表面のフィルムを全て剥いて
スポンジのみの状態にして使っておられました。
どうせボロボロになるんだから
はじめからスポンジのみのほうが潔いように思うなぁ。
決して安くは無い金額で取付けた
消音ユニットのヘッドホンが
いくら付属(おまけ)のものとはいえ
こんなになってしまうのは
どうかと思うけどなぁ。
事務所にあるもので
数千円のさほど高くもない一般的な代物で
恐らく10年前後使っていると思いますが
耳当て部分は何の劣化もありません。
もっとも変な薄いフィルムを採用していないのが
功を奏しているとも言えますが。
素材のチョイスさえ間違わなければ
何の問題もなく長期に使用出来る訳です。
そういえば子供の頃(昭和40年代後半から50年代)
使っていたヤマハのエレクトーンに付いてきた
ヘッドホンは、10年以上経っても
まったくイヤーパッドは劣化していなかったっけ。
それから気付いた時には家に鎮座していた
ごっついステレオセットに備え付けてあったヘッドホンも
10年以上、新品のような状態を保っていたっけ。
素材を換えれば済む話なんだと思う。
It is easy.
2013年11月3日 | カテゴリー:その他