ダンパーペダルの修理と譜面台クロスの貼り替え
このところ、ちょっとした部分の修理が続いてます。
ワグナーのアップライトピアノをお使いのお客様から
「突然「バンッ!」という大きな音とともにペダルが効かなくなり
ペダルが下がったままになってしまったので診てください」
とのご連絡を頂きお伺いしました。
下パネルを開けてみると
ペダル吊金が折れていました。
年配の女性が使うピアノで、建物も年季の入った戸建ての1F、
除湿もされずにピアノ内部は錆やカビが見受けられます。
劣化という事でしょうか。
ひとつ気になったのは
ペダル天秤のスプリングが少し強過ぎるようで
ペダルを踏む際に重く感じます。
また強過ぎるスプリングがストレスとなり
ペダル吊金に負荷が掛かっているように感じます。
このスプリングは次回の調律時に
もう少し弱いものに交換してやると
ペダルの踏み心地も軽くなり
ペダルそのものにも優しくなりそうです。
一方こちらは某ピアニストさんご使用のG3。
「譜面台クロスがボロボロになったので貼り替えたいです」
との事で交換にお伺い。
スクレーパー等あれやこれや使って古いクロスを剥がしていきます。
新しいクロスに貼り替えました。
今回はヤマハ純正品の現行タイプを使いました。
このピアノの隣に置いているもう1台のC3と見た目を揃える為です。
視界に入るちょうど真ん中付近がボロボロになっていて
気になっていたとの事。
これで演奏に集中出来ますね。
渡辺ピアノ調律事務所
〒154-0016 東京都世田谷区弦巻1-20-14
E-mail info@piano-tokyo.jp
url http://www.piano-tokyo.jp/
weblog https://www.piano-tokyo.jp/blog/
2016年2月26日 | カテゴリー:ピアノ修理