ピアノを置いて床が抜けないか心配です
アップライトの場合、普通の家?であれば、ほとんど問題ないかと思います。
一つの目安に出来るのは1981年(昭和56)6月1日施行された新耐震基準です。
これ以降に建てられた建物はあまり心配ないです。(必ずではないですよ)
それぞれの住宅により条件が異なりますので一概には言えませんが、仮にピアノの重さを240kgとして、ピアノ下部の四隅にキャスターが各々
付いていますので単純計算で1箇所あたり60kgとなります。(アップライトの場合、実際にはキャスターが4つあるといっても
若干後側に重量がかかります。
ピアノは普通、床に直置きすることはなく、インシュレーターを履かせます。
直置きだとピアノのキャスターと床とが「点」で荷重されることになってしまい上手くないですが、インシュレータを履かせるので面で荷重されます。
グランドの場合、3本の足に割合均等に荷重がかかります)体重60kgの人が4人立って床が抜けるような家でなければまず大丈夫でしょう。
もちろん床の補強が出来るのならば、やっておくにこした事はありませんし、補強する事を推奨いたしますが、あまり神経質になる必要もないでしょう。
グランドピアノの場合も小型のものであれば問題ない場合が多いですが、出来る限り床を補強されることをお勧めいたします。
床はしっかりしていて、タイトな床材であれば音色にも良い方向に影響してくるからです。
関連リンク : ピアノを設置する際に気をつけることはありますか?
The author is Masami Watanabe