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ピアノ調律に関する用語集

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Electric Piano(エレクトリックピアノ)

エレクトリックピアノ
電気ピアノ。電子(デジタル)ピアノとは似て非なるもの。アコースティックギターに対するエレクトリックギターのような楽器といえば分かりやすいでしょうか。生ピアノが電気の力を借りずに大きな音を出せるのは、「響板」のおかげです。ピアノから響板を外してしまった状態がエレピで、アンプを通して音を出します。Fender Rhodes Piano(フェンダーローズピアノ)があまりにも有名で、エレピと言えばローズの音を指すことが多いです。

1940年代に、アメリカのハロルド・ローズが考案。アクションはピアノと似ている部分と独自の仕様とが混在し、ハンマーはグランドピアノ同様、下からの打弦となりますが、弦の代わりにトーンジェネレーターと呼ばれる金属の棒を打ち、トーンジェネレーターはトーンバーと共に振動し、これをピックアップで拾い発音する。トーンジェネレーターの先端にはコイルがあり、これを前後することで調律します。チューナーとアウトプットを繋ぎ、一つずつ調律していけば数が多いので手間はかかりますが、誰でも調律が可能です。チェンバロ同様、オーナー自身が調律出来る余地があるのは良いことです。ピックアップとトーンジェネレーターの位置関係により、音色や倍音の多い音色に調整することが可能です。ダイナミックレンジはアコースティックピアノと比べると狭いが、タッチによる音色の変化に関してはフェンダーローズピアノはとても豊かです。ハンマーは音域により5種類の硬さのゴムを使用していてダンパーはピアノ同様フェルトです。

既に生産が終わってしまった現在でも、多くのピアニストやミュージシャンに愛用されており(JAZZ(ジャズ)、SOUL(ソウル)系が多いですね)、ローズサウンドを聴くことのできる作品は無数にあります。誰もが一聴すれば分かるその独特の甘いサウンドは、21世紀になっても色褪せることなく、寧ろより魅力的に聴こえるなんとも不思議なピアノです。ピアノ・ベース(32key)やダイノマイ・ローズといった変わり種もあります。個人的には Mk-1 スーツケースの音が最もローズらしくて好きです。

ローズピアノ以外にもウーリッツァーやコロンビアのエレピアン等が、金属のリードを叩く仕様のエレピを出していました。後にヤマハ、カワイ、東海楽器等が限り無くピアノに近い、通常の弦やアクションを使ったエレピを出しました。※2007年1月 NAMM show にて、Rhodes Mk-7 が発表されております。

こちらは Rhodes と並んで人気の Wurlitzer
Wurlitzer

Equal temperament(イクォールテンペラメント)

オクターブを均等に分割する12平均律音階。純正調のような綺麗な音律ではないが、転調が自由に出来る。

調律の出張に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

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