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ピアノ調律に関する用語集

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Pedal(ペダル)

ペダル
古いピアノなどは2本だったりします。最近のものは3本が主流です。

右のペダルはダンパーペダル(ラウドペダル)と言い、その名の通りダンパーを開放するので、鍵盤から手を離しても音は鳴り続けますし、すべての弦が開放されているので華やかな音にもなります。みなさんがもっとも頻繁に使うペダルですね。

真ん中のペダルは、アップライトピアノとグランドピアノでは機能が異なります。アップライトの場合はマフラーペダル(弱音ペダル)と言い、このペダルを下げることでハンマーと弦の間にフェルトが1枚入ります。つまりハンマーはフェルト越しに弦を叩くので音が弱く(小さく)なるわけです。Y社のサイレントピアノの場合このペダルが消音ペダルとなっています。グランドピアノの中央のペダルはソステヌートペダル(サスタニングペダル)と言い、ダンパーペダルが全ての弦を開放するのに対し、任意の音だけを開放出来るペダルです。現代音楽などで使われる事がありますが、一般的にはあまり使用頻度の高くないペダルでしょうか。ピアノの先生でもこのペダルの使い方をご存じない方がいるくらいですので...。ごく一部のアップライトピアノでソステヌートやベースダンパーが付いている機種もあります。

左のペダルはソフトペダルと言い、ごく小さい音(ピアニッシモetc)を出したい場合や、若干音色の表情を変えたい時などに使用します。グランドの場合「シフトペダル」「ウナコルダペダル」ともいいます。アップライトでは構造上、あまり効果が得られませんが、グランドではその効果はかなりあります。

Piano(ピアノ)

1709年にイタリアのチェンバロ職人バルトロメオ・クリストフォリが発明(したと言われている)。チェンバロは爪で弦を引っ掻くスタイルで発音するため強弱が付けられなかったが、ピアノの発明により強弱をつけることが可能となったのは大変画期的なことです。グランドピアノのような平型のスタイルがそもそものピアノの形で、グランドピアノの登場からおよそ100年後に縦型の所謂アップライトピアノが完成しました。PianoForteが正式名称ですが、通例ピアノと呼ばれています。

Piano Tuner(ピアノチューナー)

ピアノ調律師。ギターのチューニングのようにチューニングメーター(注1)等は使わず音叉で基音をとり(最近は温度に左右されないチューナーで基音をとることが多い)、それを88鍵に展開します。基音以外は耳のみで調律します。但し季節によっては、温度により音叉が正確ではなくなる場合もあり、また最近では、きわめて精度の高いチューニングメーター(注2)もあるため、必要に応じてチューニングメーターで基音取りすることも多いです。大きくピッチが低下している場合は下調律(粗調律)が必要になりますが、下調律の時間短縮の為にチューニングメーターを使用するケースもあります。俗にいう絶対音感は調律の時には使いませんし必要ありません。

人間が行う作業ですから、各々の調律師により当然音色や鳴り、音の伸びといった仕上がり微妙に違ってきます。(音楽的に問題があるほどは違いません)音律においても違いは表れますし、作業への取り組み方も人それぞれです。調律師さんによって「こだわり所」というのが当然違ってくる為でしょう。技術屋としてのプライドが仕事に大きくあらわれます。調律士ではなく通例「調律師」と書きます。

(注1)「チューニングメーター」はチューナーとも言い、調律師のこともチューナーと呼ぶことがあり紛らわしいですね。
(注2)「精度の高いチューニングメーター」とは、従来からのストロボチューナーや最近ではレイバーンサイバーチューナー(RCT)等。
関連リンク : 調律師ブログ

Pitch(ピッチ)

時々、調律師がお客様に聞く「Aの高さは440それとも442ですか?」とお伺いするアレです。音高、音の絶対的な高さのことです。特に何Hzじゃなければいけないという事はありません。クラシックだから何Hz、ジャズだから何Hzといった決まりも無いので念のため。ただ他の楽器(弦や管)との兼ね合い上、442もしくはそれ以上高くするというケースはあります。現在、コンサートホールでは A=442Hz 、レコーディングスタジオでは A=441Hz が多いです。昨今少し高くなり過ぎてしまった感のあるピッチですが、もう少し下げようという動きもあるようです。ピッチの御指定がある場合は、調律を初める前に一言お申し付けください。

Pressure bar(プレッシャー・バー)

プレッシャー・バー
アップライトピアノで、チューニングピンとアッパーブリッジの間に配置されている金属製のバー。このバーの押圧で弦を屈折させ、ベアリングを得ている。「針金押さえ」とも呼ばれます。

調律の出張に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

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