Backcheck(バックチェック)
打弦して戻ってきたハンマーを正しい位置で捉え、ハンマーのリバウンドを防止するパーツがバックチェック。
グランドピアノではキー後部の上に植えられており、アップライトピアノでは、ウィペンの手前端に植えられています。
接触面は、グランドでは革を、アップライトではフェルトを使っています。
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打弦して戻ってきたハンマーを正しい位置で捉え、ハンマーのリバウンドを防止するパーツがバックチェック。
グランドピアノではキー後部の上に植えられており、アップライトピアノでは、ウィペンの手前端に植えられています。
接触面は、グランドでは革を、アップライトではフェルトを使っています。
鍵盤の中央付近にある支点のピンがバランスピン。
バランスキーピンともいいます。
公園にあるシーソーの中央部の支点の役目とでも言えばその役割が想像出来るでしょうか?
ちなみにこのピンに鍵盤を通す為に鍵盤の中央部に開いている穴は「バランスホール」といいます。
バランスピンとバランスホールの関係は実に微妙なもので、少しでもきつ過ぎると動きが悪くなり最悪スティックぎみに。
緩いとカタカタと雑音を招いたりするので慎重に調整しなければなりません。
キャッチャーとブライドルワイヤーを繋ぐテープ。
グランドピアノでは、ハンマーは上下の動作となり重力で始点に自然と戻れますが、アップライトピアノのハンマーは水平方向の運動となる為、打弦した後のハンマーアッセンブリーを戻す助けが必要になり、その役割を担っているパーツです。
故にアップライトピアノ特有の部品でグランドピアノにブライドルテープは付いていません。
ブライドルテープはウィペンに付いているブライドルワイヤー、つまりウィペンが元に位置に戻る(降りる)のを利用して、キャッチャー(ハンマーアッセンブリー)を引っ張る格好になります。
センターピンの周りや鍵盤のバランス・フロント部等に張るクロス。
グランドピアノのダンパーワイヤーのガイドレールの穴にもブッシングクロスがあります。
回転軸や可動部の金属部品とアクションの木製パーツが直接触れるのでは動きがスムーズにいきませんし雑音も出てしまいます。
そのため金属部品とアクションパーツの間の緩衝材の役割としてブッシングクロスが重要な仕事をしてくれています。
チューニングピン保持のブッシングには、木製のブッシングが使われます。
ハンマーシャンクの一端が植わっている部分。
アップライトピアノではシャンクの一端を厚い木片(バット)へ嵌め込んで膠着してあります。
グランドピアノではこの木片を云い、そこにローラーやセンターピンが付いています。
Buttとは銃の台尻のことです。
アップライトピアノのバットとフレンジを繋ぐセンターピンを固定する為のプレート。
かつては、プレートレスでバットとフレンジを直にセンターピンで貫通させるタイプでしたが、現代の殆どのアップライトはバットプレートを採用しています。
小型のコンソールピアノ等には今でもバットプレートを省略しているものも多く、これらはメンテナンス時の作業性を悪くします。
ピアノや調律に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。