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ピアノ調律に関する用語集

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Key(キー)

キー
鍵盤です。近年の一般的なピアノは、白鍵が52,黒鍵が36個でトータル88鍵です。白鍵52鍵の前幅は1220mm~1230mm、オクターブ幅は165.5mm、白鍵1鍵の幅は22.3mm~22.8mm、黒鍵幅は9.5mmが基準で、9.0mmから10.5mm。黒鍵の長さは95mm。白鍵手前から黒鍵手前までは48mmから52mm。黒鍵の間隔はC#-D#間とF#-G#間ではC#-D#間の方が広くなっています。鍵盤はバランスピンを支点としてシーソーのように回転運動をしていて、その比率はアップライトピアノは2:3、グランドピアノは1:2です。鍵盤材はスプルース、トウヒ、エゾ松、ヒメコマツ等の松系の木材が使用されています(比重の小さい針葉樹)。上面が板目、側面が柾目になるよう木取りされています。白鍵上面にはアクリルや象牙、セルロイドが、黒鍵にはフェノール樹脂、ベークライトや黒檀が使われます。

かつては象牙や黒檀のキーを使用したピアノも多かった訳ですが、今日では動物愛護・保護の問題からアクリ等に置き換わってます。材料に使われている木は非常に乾燥していてライターで火でもつけようものなら...大変です。初期のピアノでは5オクターブ「61鍵」、その後1796年に6オクターブ半「78鍵」、85鍵と少しずつ鍵盤数は増え、1824年現在主流の7オクターブ1/4「88鍵」のスタイルへと移行してきました。

キークリン

掃除・手入れは乾拭きか鍵盤専用のクリーナーで(キークリンやキーフレッシュ等)。鍵盤用クリーナーで拭いたあと、もう一度乾拭きするところまでをセットにすると尚良しです。柔らかい綿のウエスを使って拭くのもいいですし、100円ショップで購入出来るマイクロファイバークロスで拭くのも汚れがよく落ちます。鍵盤を掃除してみると分かるのは、鍵盤は予想以上に汚れているということ。定期的に綺麗に掃除しておきたいところです。ヤマハのコンパウンド入りの鍵盤クリーナーは、コンパウンド(研磨剤)が入っていて取り扱いに難ありなので、日常使いにはご使用頂かない方が無難です。

アルコールによるケミカルクラック

アルコールの入ったもので拭くとケミカルクラック(ひび割れ)を起こすので絶対に使ってはいけません。2020年初頭から COVID-19 による影響で、人々はあらゆる物の消毒に敏感になり、ピアノの鍵盤の手入れにアルコールがNGであることが広く認知されるようになりました。特殊なもので鍵盤を掃除しようとする人が多いですが、実は界面活性剤が入った洗剤でひと拭きすれば、新型コロナウイルスが不活性化すると北里大学の研究結果が報告されています。キークリンにも界面活性剤が入っていますし、身近なところでしたらマイペットにも入っています。キッチンの食器洗剤の中性タイプを薄めて使用するのも良いでしょう。市販の界面活性剤入りの中性洗剤を薄めて掃除し、その後乾拭きして頂ければ新型コロナウィルスを不活性化出来ます。

by Masami Watanabe (www.piano-tokyo.jp)

調律の出張に関するご質問は、
お気軽に渡辺宛 info@piano-tokyo.jp までお問い合せください。

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